美味しいメロンを作るためには
どうすればいいのか。
肥料にこだわるのか・・・
以前の肥料から今は川合肥料のメロン配合を使っている。
この肥料の特徴は主な窒素成分の魚かすをミールにして細かく粉砕してあるのが特徴。
そのため、匂いにつられて寄ってくるハエに気づかれずにいるようなので今のところはハエの
繁殖は少ない。
それとJAS法登録してあるので情報がすべて公開されているのが嬉しい。
しかし、メロンの旨みは肥料だけではなく、その肥料をうまく植物に取り込み成長し、蓄積することのできる木であり、根であるとおもう。
そのために、最も需要なのは土作りであり、細かい根が張れる床作りだと思う。
今までも説明してますが、静岡方式といわれる隔離ベット栽培は少ない土で栽培するため土壌管理に気を使わなければいけないし、水分管理にも細心の注意が必要です。
しかし、根の行き場所が限られているので細かい土壌管理が出来るということ水分コントロールが1日単位で出来ることなどメリットは多くあります。
特にメロンやトマトなどは収穫近くの水分コントロールによって果実内の養分濃度を濃くしていくことが容易に出来ると思います。
だからこそ、保水性と排水性と通気性に優れた床作りが要求されます。
水をかけるとさっと通る床、しかし、細かい土の間にしっかり水を含む、そしてその水が植物に取り込まれると土の奥底まで空気が通るような床ができたら、根が土の隅々までいきわたり、少々の天候不順ではびくともしないしっかりした木が出来ます。
最近はLEDランプによる人工太陽や最新の養液栽培も確立されつつあります。
これからはこういった栽培方法が主流になるかもしれません。
しかし、私は土のもっている力を引き出して、奥深い、味の「醍醐味」がメロンやトマトで表現できれば、と思います。
メロンの重さ当てクイズで見てもらった温室の次の作がもう始まりました。
次は7月中旬の収穫予定 お中元ギフトの真っ最中 贈る人にも贈られた人にも喜ばれるようなメロンにしあげるようにしないといけない。
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