ウドンコ病

yokoi

2007年06月05日 22:02



うどん粉を降ったように見える。

ひどくなるとこんな感じ



最近の悩みのタネはこの病気。

お中元ギフト需要を想定して15棟の温室がフル稼働している中でなかなか厄介な病気

病気は持ち込まないことと、増やさないことが大原則なのだけど、出てしまったら防除しかない。

その方法は



病害虫に犯された葉を除去することが一番なのだけど、植物にダメージが残ってしまっては元も子もない。
次は、薬剤による治癒になる。

エンジン動噴による薬剤散布


一番オーソドックスな方法で一番効果が期待できるけど、過湿になるため返って病気を助長する場合もある。雨の日などはできない。

常温煙霧機による薬剤散布


使える薬剤が少ないことと、病気発生時では効果が薄い ので最近はほとんど使わなくなった。
コンプレッサーで空気を圧縮して薬剤を霧状にして温室内に充満する方法
密閉率が高いガラス温室であることと、部屋があまり大きくないので温室内を霧で充満させることができる。
5馬力のコンプレッサーなので一度に4部屋はできるので作業は楽。

イオウ薫煙器


粒状のイオウ粉をヒーターでいぶすことで病原菌の繁殖を防ぐ。
毎日、2時間前後をタイマーで夜間作動させている。

イオウはウドンコ病に効果があるので予防消毒としてなかなか効果がある。

野菜全般に使用できる農薬なのだけど、子メロンに使用できる農薬として登録できているのかが微妙だったのでここ最近は使用してなかった。


何度も言うけど、病気は持ち込まない ことが一番の防除。
だけど、なかなかうまくはいきません。
風に乗って外には必ず菌があるし、人間の衣服についてくる、だからと言って、部屋に出入りするごとに殺菌消毒した服に着替えるなんて、とてもできない。

つぎは増やさないこと。
そのためには予防消毒と早期防除 
これもなかなか難しいんです。農薬散布は嫌われているし、面倒だし、農薬代もバカ高いし。



これから高温多湿の梅雨に向かってもっと病害虫の多発する季節になる。

目の前をしっかり見て的確な判断でクリヤしていかなければ・・・







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