苺の株分け

yokoi

2007年06月14日 00:34



親株から出てくるランナーから株分け作業



勝手に根が出ないようにシートを引いてあります。
新しく出来た「クラウン」部分をピンで鉢に挿してやると根が出てきます。
根付いたところで親株から切り離して次の年の苗にします。

昨年は「タンソ病」にやられたので今年は苗を育てる場所を変えました。

比較的、経費が掛からない苺栽培ですが、その分手間は掛かります。

空いたハウスには今年も「きんこうり」です。







すべて自分だけで管理しているわけではなくて、パートさんを含めて家族みんなで作業しているわけだけど、いろんな作物を作るとそれなりに苦労も多い。

リスクを分散しているつもりでも、かえって非効率で経費増に陥っているのかもしれない。

生産のみの経営ではダメだと思いつつも、販売に関しては素人であるため、空回りしているのかもしれない。

農業自体の将来性に疑問を持つこともあって、いつも辞めることを考えている。
まあ、いつでも辞めれる状態は維持しておくことは必要で、倒産したり、夜逃げ状態になることだけは避けなければいけないと思っている。
最低限、家族が暮らしていけるだけの収入は確保し続けることが最低条件。


農産物の市場価格低下は慢性的で異常気象による品不足でないと価格は上がらない。
上がらないので、他でもっと売れる場所を探すことになる。
そうすることで、良い荷物は市場に集まらなくなり、余計に価格は上がりづらくなる・・かも。

生産経費も増えている。そのために新規の設備投資はできないし、機械もできるだけ長く使うようになっている。修理にもなるべくお金を使わないように、自分で直し、パーツも中古やオークションで探す。

農薬、肥料、資材も、少しでも安いものということで、JAよりも安ければ迷うことなく民間の店を選ぶ。

良いものを作るために以前は経費を惜しまなかった。
だけど今は品質を落とさずに経費も減らす、しかも、失敗は許されない。


世間から言わせると、とかく「農家は甘ちゃん」と言われていたけど最近の農家はたくましくなってきたの・・・かな。





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