昨日は、年に1度 恒例の「人間ドックの日」 でした。
健康管理はもちろん大事だけど、検診後 午後の個別面談までゆっくりと時間が過ごせる日です。
食事を挟んで3時間程ある自由時間を今回は読書で過ごしました。
kaientaiさんや
dunkelさんがブログで紹介していた本
「農で起業する!」 を完読
なるほど・・確かに読んで損は無い本だった。
普段あんまり本は読まない(漫画以外は)のだけど、これは面白かった。
エリートビジネスマンが農業を始める といったら、 マーケティング理論とか経営管理とかの話だけかと思っていたけど、結構泥臭い話もあったりで、私にはとても参考になる話が多かった。
一般的な農家は作物の生産をすることしか考えず、入ってくる情報は農協だのみ・・
そんな農業だから、改善するべきところや、少し目線を変えれば利益がザックザクってこと。
面白かったのは特に「有機農業の誤解」
(決して有機農業を否定しているわけでは無いけど)
たまたまうちの冷蔵庫に入っていた豆乳が
多分、JAS認定など知らずに、ただ安かったから買ったのだろうけど
安く売られたらせっかく苦労して取得したJAS認定と苦労して育てた意味が無い。
本来は認定を設定した行政機関がもっと説明とアピールをすべきだと思うが、いざ自分が高い商品をわざわざ選ぶか?と言われると、良いのが解っても迷うだろう。
どこかの町では「除草剤1回までは無農薬でよい」 なんてシークレットなことが書いてあったけど
(そんなこと、本で書いたらまずいだろう)もっと認知度を高めないといけないし、だからこの本の著者はやらないと言っているのが理解できる。
従来農業は生産に100%をつぎ込んでるけど、著者は経営40%マーケティング40%生産20%が最適化農業と言っている。
すべてにおいて
スキルとセンスがなければならない。
だから、この本には「脱サラ農業のススメ」とサブタイトルが付いているけど
私には著者の自叙伝ではないかと思う。
2005年の2月が初版で手元にあるものは13刷目ということは・・・印税もザックザク!?