風邪からだと思う頭痛からようやく開放されてすっきりしました。
なので、最近思う事を
私のブログを見てくれている人から「メロンと農家の将来に苦悩している姿が解る」
とのご指摘を受けました。
確かに、順風万藩ってわけではないし、苦悩していることを記事にも書いている。
では、何に苦悩しているのだろう?
2日ほど前、ある肥料会社のトマトの実験農場にお邪魔しました。
たまたま肥料が切れたので直接取に行った時に社長さんのご好意で見せてもらったわけだけど
通常の作りかたとは違うやり方で、より美味しいトマトを作るシステム。
今後の展開次第ではビックビジネスにも繋がるかもしれない・・様な感じに(私は)見えました。
ひと昔前の農業は「利益を増やす方法は規模拡大 」 と(私も含めて)思っていた人は多いと思います。
ですが、今の時代 より良い商品作り がポイントになっているようです。
そこで私の苦悩は・・・
高品質=高価格=高収益 だとすると、高価格の商品が買える人=お金持ち
農家で生き残る方法=お金持ちさんへの供給
実際、お金がいっぱいある人は金額も数もけちらないだろうし、払いもいい。
メロンなんてその最たるものだとおもう。
お金持ちの方と知り合う事、その方に認めてもらう事 もしくはお金持ちの方がよく出入りするお店に荷物を卸せる様になること が生き残りの方法なんだろうか?
でも、これってどの商売でもおんなじですよね。
良い物で安い なんてありえっこない
でも、あるとすれば・・
流通経費が一切掛からない方法 軒先販売
店舗も看板も宣伝もせずに、軒先で手渡す
実費も労力という経費も掛からず、現金取引だから取りっぱぐれもない
物々交換でもいい 必要な物を買いに良く手間も省ける
知り合い通しならなおいいだろう
そんなの上手くいくはずが無い 生活できるくらい荷物がはけない といわれると思う。
多分そうなんだろうなあ だから安くても人に頼って売ってもらうしかないんだろうなあ
私の苦悩 でした。
cirrusは今、農産物の、マーケティングによる商品開発手法を勉強するために 4日間の研修に来ています。
『より良い商品』ってなんだろう?現代では『高品質=よい商品』ではないかもしれない、
blogを読めば、横井さんのメロンは、きっと素晴らしい品質のものに違いない。けれど、横井さんのメロンが人に与える価値は何なのか。どうすればその『価値』を届けられるのか。
cirrusにとってタイムリーなblog記事を読ませていただいたので、研修内容を横井さんのメロンに当てはめながら、苦悩を減ずるヒントを得るように勉強してきます!
cirrusさん
コメントありがとう。
価値 ですか、私には難しいですね。
「ドリルを売るには穴を売れ」という本を読みました。
「お客さまはモノではなく価値を買っている」と帯には書いてありました。
以前、こやまさんにも言われた事ですが、作り手が思っている「高品質」は本当に必要なのか?
作り手の思いと、購買者の思いは必ずしも一致するとは限りませんよね。
農業って難しい面がいっぱいあって、ひとくくりにビジネスと割り切れないところがあると思います。
たとえば、趣味の延長だったり、生きがいだったり・・自然にだって左右されます。
すべてを完璧にこなせる人だったら他の仕事に就いたほうがよっぽど成功する可能性が高いかもしれません。
そこで、私はどうしたらいいのか?を考えた時、作る事を楽しみと考え、そこにいくらかのお金がついてくればよし くらいに気楽に考えた方が・・・・・・・・・・・・やっぱそれじゃダメかな。
横井さんの言うこと とてもよくわかる。
cirrusも 農業をする人が全て完璧で ビジネスに長けているべき なんて思わないし
農業という業の魅力はすごく大事なことだと思う。
(ただ、『能力ある人なら他の仕事した方が成功する可能性が高い』とは、ぜんぜん思わない!)
その人(農業経営者)が大切にしたいこと。優先事項。順番と重要度によって、やるべきことは違うでしょう。
cirrusが研修しているのは やるべきことを本当にやるための方法だけ。大切にすること・やるべきことを決めるのは横井さんなのだから、ダメ なんてことは 絶対に無い。
cirrusさんへ
やるべきこと・・・
自分と家族が生きていけなければいけないですよね、そのためのお金は確保しないといけない。
これは絶対条件で、これが出来なきゃやめた方がいいと思ってます。
後は気楽に楽しくやれたらいいなあ
いろいろ為になるお話 ありがとうございます。
これからもアドバイスいただけたら なんて、ずうずうしく思ってます。
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